SARS-CoV-2はエアロゾル中で数時間生きている

2021.9.26

Aerosol and Surface Stability of SARS-CoV-2 as Compared with SARS-CoV-1

published on March 17 2021 at NEJM.org

National Institute of Allergy and Infectious Diseases, UCLA, CDCによる共同研究です

aerosol-stability

SARS-CoV-2 は実験時間(3時間)の間、生存していた。空気1L当たりの感染値(TCID50)は103.5から102.7 まで低下した。これはSARS-CoV-1の低下率( 104.3 to 103.5)と同じくらいである。
*TCID50についてはこちらを参照してください。


aerosol-stabilityどちらのウイルスも全実験経過においてウイルス感染価の指数関数的減衰を示した。これは空中1L中のlog10TCID50の直線的低下によって示されている。


aerosol-stabilityThe of SARS-CoV-2と SARS-CoV-1 の半減期(half-life)は同程度であった。推定中央値1.1~1.2時間(95%信頼区間SARS-CoV-2 :0.64 ~ 2.64、SARS-CoV-1 : 0.78 ~ 2.43)