イソプロ使用に関する意見書

 

イソプロピルアルコールの使用について

イソプロ綿球が使用されていますが、下記の点がエタノールに比して問題になっていますので、注意が必要です。

1) イソプロはエタノールに比べて吸入毒性が2倍強い。

神経症状として、めまい、頭痛、麻痺、昏睡、低体温、呼吸停止等があり、精神症状として錯乱がある。

特に乳幼児や採血を頻繁に行なう職員では使用を制限すべきであるとされている。

2) イソプロはエタノールに比べて、脱脂作用が強い。したがって、手荒れに関してはエタノール以上の予防策が必要である。

3) イソプロはエタノールに比べて、親水性ウイルス(アデノウイルス、ロタウイルスなど)に対して、消毒効果が弱い。

この点からも、小児での使用には不向きである。

以上の問題点を良く知った上で使用すべきであると考えます。

とくに乳幼児での使用は慎重であるべきだと考えます。

白十字社製のワンショットについて言えば、上記の点を良く認識して使用し、問題があれば使用を中止すべきであると思います。

感染対策室長 向野賢治

2000.11.6記