2006年12月アーカイブ



f:id:crimeaclub:20061224210324g:image


昨夕、西日本新聞社会部の記者の方より、ノロウイルス感染対策について、コメントを求める電話あり。


15分ほど話をした。記者の方は時間がない様でかなり焦っておられた。


今朝、朝刊の記事を読んだが、よくまとまっていたと思う。サムアップ。


設定が院内感染ではなくて、家庭内で発生したときに、ということだったので、ややギクシャク感じるところもありますが。


福大で親しくさせていただいていたK教授より、TELあり。


「いつ、そこの病院に替わったの?」と。


そういえば、今年1年お会いしてない。


「来年こそは飲みましょう」と約束。




ノロウイルスが大流行だが、感染対策のポイントは2つで、


①接触感染だけでなく、飛まつ感染、空気感染すること。


吐物や下痢便を取り扱うときは、手袋だけでなくサージカルマスクを着用すること。


その際、窓を開放して、換気を良くするとよい。


②アルコールでは死なないので、汚染した箇所は次亜塩素酸ナトリウムで処理すること。


あと、職員の就業停止は症状消失後48時間まで。


ただし、軽症例も多いので弾力的に運用すること。




術後にドレーンを入れていたら、その期間は抗菌薬の予防投与を維持しなければならないと思っている方が多い。


しかし、先日二人の方から、この考えを否定された。


一人は、米国ICNのPat.Kulichさん。30年以上ICNをやっているベテラン。


米国では消化器疾患後の予防投与は48時間までであると。(消化器学会学会推奨)


もう一人は、兵庫医科大の竹末先生。


ドレーンが入っているからといって、抗菌薬投与を延長する必要はないと。


消化器疾患術後でも1日程度でよいと。


これでまた一安心した。(明確な参考文献が欲しいところではあるが)




ICTが病棟巡回にやってくるとき、病棟はこれをいかにして迎え撃つか。


1.あらかじめICTが問い合わせる患者名を病棟に連絡しておく。


 患者名は「細菌培養検査から耐性菌が検出された者」が一番手。


2.電子カルテをカートに載せて、待つ。こうされると助かる。


3.ICTへの質問事項等をメモして、準備しておく。


こうして、「ICTを迎え撃つ体制」が前進している。




久しぶりに化学療法学会に参加し、いろいろインプットできました。


(時々知識を更新しないとですね)


気持ち的にも、やる気が出たというか。


それにしてもPK/PDですね。これ一色て感じ。


三鴨先生は最近雑誌等で見かけていましたが、実際話を聞いたのははじめて。


迫力満点ですね。


この学会で講演が3つ。なんというバイタリティ!


ただ無理をされないように健康に気をつけてください。


二木先生が昭和大学の教授になられていました。うれしかったです。


しかし、一番ビックりしたのは、今日の産業医大の川波さん(平成13年卒)の講演。


「16sRNAを使った細菌叢解析」これはブレークスルーではないかな。


de-escaltion therapy理論が壊れませんか、これで。




月曜日には、兵庫県の某日赤病院で、米国のICNと病棟巡回など。


こういうのをオーディットというのでしょうか、勉強になります。


消毒滅菌に関しては、日々、知識を更新していないと、ついていけなくなる。


米国では、採血時に一人ひとり手袋交換→アルコール手洗いをしているとか。


採血のホルダーも使い捨て。


もちろんエイズが問題になって以降の策である、と。


なかなか、日本とは整合性を取れない部分が多い。


CDCに反発している向きもあることだし。



***************************************************************


昨日は、月に一度のICC。


結核の発見時の対応をもっと迅速確実にするシステムつくりが必要との結論。


そのためには、保健所の窓口にもなれる責任者(担当者)を決める。


PHSメールも利用する。