2005年9月アーカイブ



昨晩、西日本新聞の方から電話があり、長崎大学が多剤耐性菌による院内感染の記者会見を今やっている。コメントをくれ、という依頼がありました。


カルバペネム系抗菌薬の多用が背景にあるのでは、と話しました。



http://www.nishinippon.co.jp/kyushu_flash/kyushu_flash.html


長崎大病院5人死亡 入院患者からMDRP検出 院内感染の可能性


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 長崎大医学部・歯学部付属病院(長崎市)は二十七日、同病院で死亡した入院患者五人から、複数の抗生物質が効かない「多剤耐性緑膿(りょくのう)菌(MDRP)」が検出され、院内感染とみられる、と発表した。同病院は「何らかの医療行為で感染が広がった可能性がある」と説明。近く外部の専門家らによる調査委員会を設置して、感染源や感染ルート、死因の特定を急ぐ方針。


 病院側によると、この五人は全員男性で五十―七十歳代。二月から八月末にかけて死亡後に感染が確認された。五人のうち一人はMDRP感染に伴う合併症による肺炎が原因で死亡し、他の四人は元の病気が悪化したことが死因と考えられるとしている。


 また、肺炎で死亡した人を含む四人は同じ病棟の入院患者で、同一の遺伝子型のMDRPを検出。残る一人は別の病棟で菌の遺伝子の型も異なっていたという。


 ほかにも、入院患者でMDRPの保菌者が一人確認されたが、発症していない。病院側は今月十三日、院内感染の拡大対策委員会を設置。「病室の十分な感染防止対策を実施」(同病院)し、九月一日以降、同菌による感染症は発生していないという。事実経過は既に長崎市保健所や長崎県警、文部科学省に報告している。


 二十七日夕に緊急会見した江口勝美病院長は「患者とご家族に深くおわびします。今後、同じような事態が起こらないように万全を期したい」と説明。発表が同日になったことについて「調査のための時間が必要だった」としている。


■多剤耐性緑膿菌


 複数の抗生物質に耐性を持った緑膿(りょくのう)菌。緑膿菌は土壌や水中に普通に存在し、健康な人には比較的感染しにくいが、抵抗力が弱まっている高齢者や病気の人などが感染すると肺炎などを起こして死に至ることもある。




SHEA/APIC長期療養型施設の感染対策ガイドライン(1997年版)を読了した。


参考になった点。


●療養型施設の感染対策は急性期病院のそれに準ずる。ただし、空気感染隔離個室はなくてもよい。


●ICPが感染対策の中心。250~300床当り1人の専従ICPが必要。(ICPは、感染対策認定看護師がそれに近いかも)


●サベイランスもする。ベースラインを知る。サベイランスデータはすべての基礎。すべてとは感染対策のための行動・教育など。


●毎月の抗生剤使用量のデータ、分離菌のデータを準備しなければならない。


●患者のワクチン接種などは、入院時に承諾書を得ておく。


●職員は入職時に、ワクチン履歴、感染症の病歴を報告しなければならない。


●環境調査のための巡回が必要。


などなど。


当院では未実施の項目も多い。




当院の洗濯機は70℃にならない。


それで、リネンの消毒システムがいまいちすっきりしない。


未解決問題。


院内の消毒システムを見直している。


かなりの改善ができそう。


酸素吸入5リットル未満は加湿器は不要、と最近言われている。


これが事実ならインパクトはある。




1日分の日記を消そうと思ったら、全部消えてしまった。


使い勝手が悪いなあ。



横須賀北部共済病院の望月弘彦に教えていただいた資料をもとに


病院とICD数の関係を見てみた。


200床以下の病院にICDが少ないことが良くわかる。


      ↓


病院の病床数とICD数について


われながらいい出来栄え(^_^)



23:00 


しかし、小林先生の参考文献を読むと、ICDの実数が違っているので、


あした少し書き直そう。


夜は、KCS(九州中国四国)感染症カンファに参加。


話は大変面白かった。


懇親会では、いろんな先生と久しぶりお話。


有意義でした。


熊本日赤病院の高村政志先生から、HICAは良く見ていますと。


大変参考になっていると言われたので、嬉しかった。